古民家再生 (移築再生)

木組みの技術が、移築を可能にする

現存している古民家には、その家が建築されたのとは別の場所に建っているケースも少なくないということをご存知でしょうか? 価値ある古民家であるほど、人の手から手へと譲られ、違う土地に移築されながら、残って来たのです。

家を「ほぐして、建て直す」ことを可能にしているのが、「木組み」と呼ばれる日本の伝統的な大工技術です。木と木とが、複雑なパズルのように組み上げられて建物の構造ができていて、組んだのと逆順に解体し、順番通りに組み直せば、移築が可能なのです。

解体した古民家の材の一本一本には「いの六」「はの二」といった「番付」が振られています。木組みを分かっている大工であれば、番付をもとにその家を組み直せます。昔の棟梁がその家をどう組んだのかを読み取り、強度的な問題のある部分を新材に取り替えながら組み直すことのできる大工たちが、当社にはいます。

住まなくなった古民家を、住みたい方の手へ

古民家解体の依頼を受けることもあり、その家の状態がよい場合には、解体した古材一式をストックするようにしています。どなたかに住み継いでいただくことで、残す価値のある古民家を一棟でもより多く後世につなげたいというのが当社の願いだからです。

「田舎暮らしがしたくて、土地は購入してあります。そこに古民家を移築したいのですが」「古い民家に出会ったが、買い取って移築するだけの価値があるでしょうか?」といった相談のある方は、ぜひ当社にご連絡ください。

伝匠舎の受注から工事完成までの流れ 伝匠舎で建物を建てる時の、標準的な流れをご説明いたします。常日頃から行っている安全への取り組みもご紹介しています。

よりよくして住み継ぐための当社からの具体的な提案については「古民家再生のすすめ」をご覧ください。

美しいものしか残らない。古民家を利用した夏涼しく冬暖かい長寿命住宅「甲斐の舎(いえ)」、「甲斐の蔵」のご提案です。

「移築再生」には現存古民家を解体するところから手がけるケースと、すでに解体してある材を買い取っていただくケースがあります。現存古民家をその場で直す「現地再生」については、こちらをご覧ください。

現在当社でストックしている解体古民家については、古民家バンクでご案内しています。

野辺山高原の家

富山から「枠の内」という立派な木組みをもってきました。冬はー15度になる寒冷地なので、できる寒さ対策はすべてしました。

南箱根の家

新潟の豪雪地帯に気に入る古民家をようやく見つけたご夫婦が、箱根の地に移築再生、長年の夢がかないました。

上萩原の家

セルフビルド精神旺盛なご夫妻とのコラボレーション。土壁塗りなど、古民家再生のプロセスをともに楽しんだ現場です。

横溝正史記念館

東京の世田谷にあった作家の横溝正史さんの家を山梨に移築しました。戦後間もなくの資材が少ない頃の建物の再生です。

上神内川の家

250年前の立派な骨組みは、まさに文化財クラス。取り壊しを目前に再生を希望する方があらわれ、移築再生で救われた例です。