なんと!アレをリノベーション!? ~vol.9~
もはや、ガラクタとはいえないこのテーブル。
(なので、「ガラクタ紹介」のサブタイトルをとりました)
こちら、あるものの一部を利用して作ったテーブルです。
強化ガラスの天板の脚をよくみると・・・
こんな感じです。どっしりとしていますね。
細工が細かいですが、豪快な感じがします。
みなさん、これって何だかご存知ですか?
ふだんあまり「近くで見ることはない」、というか「できない」ものです。
と、言っても下から見るなら、身近にありますよ。わかります?
正解は・・・これです!
どこだか、わかりましたか? なんと、建物の屋根を支える部材です。
大きな屋根を支えるために、少しでも遠くを支えるための役目をしていますが、
装飾された構造部材として、美しく整えられています。
これらは、金物や接着剤を使わずに凸凹をうまく組み合わせてできています。
立体パズルだと思って下さい。
こうしたものを総称して「組物(くみもの)」と言われます。
組物の組み手(くみて)はさまざま。引っ張りに強いもの、
圧縮に強いもの、ねじりに強いもの。使う場所に応じて使い分けます。
バラバラにしたものを組み立てると、ピッタリ収まる部品たち。
大工さんのすごさを感じます。まさに神技!

すき間なくピッタリ
こんな工芸品ともいえる組物を、テーブルの脚にしてみました。
遠くから眺めることしかできない最高の手仕事を、
目の前に置きながら優雅にティータイム、なんて、素敵ですね~。
もちろん、販売しております。
サイズは 天板 Φ1050mm、テーブル高さ 715mm
価格は¥120,000- です。