国指定重要文化財

金剛山 慈眼寺 諸堂

(本堂・庫裡・鐘楼門)
真言宗
山梨県笛吹市一宮町末木336
保存修理（半解体）　（ 平成25年 ）
設計管理：公益財団法人 文化財建造物保存技術協会

慈眼寺は真言宗の古刹です。武運長久の祈願所として武田家の保護を受けましたが、信長の兵火に焼かれたため、今ある伽藍の多くは江戸時代前期に再建されたものです。国の重要文化財となっています。

本堂は中央奥に仏間、その両脇に座敷を配した簡素な方丈形式で、屋根は入母屋造の茅葺き。改造が少なく保存状態も良好で、往時の地方寺院の桃山様式をよく留めています。入口にある鐘楼門扉上の蟇股に牡丹・琵琶・菊・蓮が彫刻されています。参拝の折には、鐘楼門の上の可愛らしいお花達をお見逃しなく。

■ ふえふき観光ナビ　慈眼寺のページ
https://goo.gl/KLWxin

一間四方の銅鐘を備えた鐘楼門

鐘楼門も扉の上にあるお花の彫刻。保存修理工事では、彩色を美しく再現、全体に堅実な雰囲気のこのお寺に華を添えました。

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