笛吹市指定文化財

鵜飼山 遠妙寺 仁王門

日蓮宗
山梨県笛吹市石和町市部1016
保存修理(半解体) ( 平成16年 )

金剛神像を左右に配した八脚楼門形式の仁王門です。尾垂木のある二手先の組物、二重垂木、高欄等が美しいプロポーションをなしています。

そばを流れる笛吹川では、古くから川の中を歩いて鵜を遣う「徒歩鵜(かちう)」が行われていました。その昔、ある想いを残して命を落とした鵜飼の亡霊が夜な夜な川から町に上がっては人々を困らせていた折、日蓮上人が法華経一部八巻六万九千三百八十余文字を河原の小石に一字ずつ書き写して水底に沈め、三日三晩の施餓鬼供養を営んで成仏得脱せしめたことが開山の縁起として伝えられ、謡曲「鵜飼」の元ともなっています。今でも夏の観光シーズンには鵜飼の実演があります。石和温泉や笛吹川花火においでの際にお立ち寄りください。

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