金櫻神社 本殿

山梨県甲府市御岳町2347
屋根葺替 ( 平成28年 )
設計:広瀬沸

北に岩峰そそりたつ金峰山、南に富士山の両山を眺望する地に鎮座する金櫻神社は、この地に産した水晶発掘の歴史とも深く関わっています。ゴールデンウィーク頃に満開となる淡い黄金色をした「鬱金(うこん)の櫻」を愛で、水晶のお守りを受けると生涯金運に恵まれると言われています。

柱に施された昇龍降龍の彫刻で有名な神楽殿は、弊社の先祖石川政五郎共重の亡き後、息子の石川七郎左衛門が棟梁を引き継いで仕上げたといわれています。社殿の多くを焼き尽くした昭和30年(1955)の大火の後再建された本殿は、当社が現在の建築様式を確立するにあたり、大いに薫陶を受けた古建築の大家 広瀬沸先生の設計で、日本建築の古式の木割に則った美しいプロポーションを誇っています。

金桜神社 作業風景:本殿の棟に鬼瓦を取り付ける様子。

金櫻神社 本殿図面:日本の国宝、重文を多数修理してこられた広瀬沸先生の手による、金櫻神社の縮尺二十分の一の図面です。

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