蕃竹山 大公寺 本堂・玄関
曹洞宗
山梨県韮崎市旭町上條南割1961
保存修理(大規模・耐震) ( 平成25年 )
甘利山の麓にほど近く、甲府盆地や富士山を一望する高台にある寺院です。大樹繁る森の中に、重層八脚門形式の三門や鐘楼堂など、七堂伽藍がよく整っています。
本堂の耐震改修工事では、まず屋根を銅板葺きに葺き替えることで、屋根の軽量化をはかり、床下には耐圧板コンクリートを打設し、耐震壁や制振金物をバランスよく配しました。
銅板葺きになった屋根は、本堂と玄関の重なりが大変美しく、日本建築の屋根の美しさがあらためて認識されます。竣工当時は光り輝くような銅板の色も、年々落ち着いた色合いに変化していきます。