山梨県指定文化財

乾徳山 恵林寺 三門

臨済宗妙心寺派
山梨県甲州市塩山小屋敷2280
保存修理(半解体) ( 平成4年 )
設計管理:公益財団法人 文化財建造物保存技術協会

恵林寺は元徳2年(1330)に臨済宗の高僧夢窓国師が開山して以来、京都五山などへの出世道場として特別な地位にあった禅寺です。戦国時代に武田信玄の菩提寺となったことで、信玄公をこよなく愛する山梨県人に親しまれています。

織田軍による焼討ちの際、往時の住職の快川(かいせん)紹喜国師が燃え盛る火の中で唱えた「安禅不必須山水、滅却心頭火自涼(安らかに座禅を組むには、必ずしも山水を必要とするわけではない。無念無想の境地に至れば、火さえも涼しく感じられる)」という臨済録由来の遺偈(ゆいげ)が、三門の柱に掲げられた聯(れん)に記されています。

■ 恵林寺
http://erinji.jp/
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