一間四方の銅鐘を備えた鐘楼門
鐘楼門も扉の上にあるお花の彫刻。保存修理工事では、彩色を美しく再現、全体に堅実な雰囲気のこのお寺に華を添えました。
慈眼寺は真言宗の古刹です。武運長久の祈願所として武田家の保護を受けましたが、信長の兵火に焼かれたため、今ある伽藍の多くは江戸時代前期に再建されたものです。国の重要文化財となっています。
本堂は中央奥に仏間、その両脇に座敷を配した簡素な方丈形式で、屋根は入母屋造の茅葺き。改造が少なく保存状態も良好で、往時の地方寺院の桃山様式をよく留めています。入口にある鐘楼門扉上の蟇股に牡丹・琵琶・菊・蓮が彫刻されています。参拝の折には、鐘楼門の上の可愛らしいお花達をお見逃しなく。
一間四方の銅鐘を備えた鐘楼門
鐘楼門も扉の上にあるお花の彫刻。保存修理工事では、彩色を美しく再現、全体に堅実な雰囲気のこのお寺に華を添えました。