瓦絵ミュージアム

若草の瓦職人たちが土を焼き、
左官が漆喰を塗って蔵の腰壁に貼りつけた
手仕事の跡がのこる瓦たち。
蔵の壁を守る役目を終えてなお、
棄ててしまうにはもったいない味わいがあります。
一枚一枚ちがった表情をもつ瓦を
キャンパスに見立てて、絵を描きました。

なまこ壁とは、漆喰塗りの蔵の外壁を
風雨から守るために平瓦を並べて貼り、
その目地(継ぎ目)に漆喰を蒲鉾形に盛り付けて塗る工法です。
目地の盛り上がった形がナマコ(海鼠)に似ていることから
ナマコ壁と呼ばれます。

山梨県で瓦といえば、
若草瓦(旧 中巨摩郡若草町 南アルプス市として統合合併)。
戦後の最盛期には40軒以上の瓦工房が並びました。
手づくりゆえの均一でない表情が、よいのです。

お知らせ

瓦絵のおもしろさ

瓦絵
瓦絵の大きさは約25センチ角。
キャンバス3号にあたります。
鑑賞には、1.5メートルの引きがあれば十分。
日本の小さな家にぴったりのサイズです。
1帖のW.C.にも飾れます。

板瓦は素敵な額のついたキャンバス。
職人手づくりの、一枚一枚がちがう瓦。
時を経て漆喰塗りが風化した姿は
そのままでもすでに美術品です。
皆さまも瓦絵を描いてみませんか。

古美工房「伝匠舎」
瓦絵ミュージアム
主宰 石川重人

  • ハルシュタットの風景

  • 寝 子

  • バイブリー村の花束

  • ころがき

所在地:甲州市塩山上於曽1990
花かげ通り 向嶽寺東隣り
開館日時:要電話確認
入館料:無料
連絡先:伝匠舎 瓦絵ミュージアム
メール:ishikawa@densho-sha.co.jp
TEL:0553-32-2170
(事前にお電話での来館予約をお願いしています)
マップ

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