工事完成までの流れ

1. 設計契約までの流れ

まずは、弊社のホームページをご覧ください。ホームページの中でお客様のイメージに合った建築や古材フレーム等、興味を引くものがございましたら、一度ご連絡ください。お客様の都合に合った日を設定し、訪問又は来社頂きまして、丁寧にヒアリングをさせて頂きます。又、その際に、弊社以外の建築でも参考になるような資料がございましたら、是非お持ち下さい。

現場見学等

お客様のイメージに近い物件がありましたら、建築中の現場や完成物件(所有者の承諾が必要ですので、前もってご連絡下さい)の見学もご案内致します。

建築予定地の調査

ご予定されている建設予定地へ伺い、上下水道及び電気引込、周辺環境等の基本調査をし、設計の基本資料とさせて頂きます。

平面プラン及び概算見積り

お客様のイメージや要望、建築予定地の環境を配慮した平面プランを計画し、その計画に基づいた概算見積書を作成致します。(ここまでの流れまでは、お客様には費用がかかりませんので、お気軽にお申し付け下さい)

設計契約

平面プランや概算見積書をご確認いただき、計画を進める判断が頂けましたら、設計契約となります。弊社の設計事務所名は、株式会社石川工務所一級建築士事務所伝匠舎です。(お施主様が設計図書を準備している、あるいは既に整っている場合は、その時点で施工の為のお見積りをさせて頂きます)

弊社は施工が主体の会社ですが、設計を委託される場合の業務内容としては、おおむね概算提案を基に、お客様のご意見を考慮しながら平面計画を行い、平面がまとまった所で、仕様書、配置図、矩形図、立面図、展開図等を必要枚数(10〜20枚前後、規模によって異なる)と、他確認申請に必要な資料を作成し、お客様にご確認頂きます。

又、これと並行して積算を行い、金額の確認をして頂きます。金額につきましては、(間取り等の大きな変更がない場合)ほぼ概算に沿った金額となりますが、設備機器や仕様等のグレードによっては予算をオーバーすることがございます。予算に合わせ、減額案等提案させて頂き、金額の調整をさせて頂きます。

設計のご確認と、見積金額の同意が得られた所で、地盤調査を行い建設予定地の地耐力を調べます。調査報告書が出来た時点でお客様にお渡し致しますが、この時、地耐力が規定範囲に達していない場合は、地盤改良等の補強方法を検討し、状況に適した方法で見積りを行い、説明させて頂きます。(地盤調査費用は設計契約の内容に含み、試験方法はスウェーデン式サウンディング試験で、住宅での地盤が沈下した場合の補償が付くものとなります)

2. 確認申請及び本契約

設計と予算が決まった所で、確認申請手続きに入ります。(通常の2階建て木造住宅では申し込み受理から約2週間程度で確認申請が下ります。) 又、この手続きと並行して工事の本契約を結んで頂きます。契約の前に担当する現場監督を決め、工程表を作成して契約時にご紹介し工程を説明させて頂きます。契約時に未決定の案件や、工事中に生じた変更にも、費用の増減を精算し、追加変更契約として対応させて頂きますので、ご安心下さい。

弊社はプレハブ業者様と違い、1件1件違った建物を施工させて頂いておりますので、各協力会社に発注する前でしたら、可能な限り変更に対応させて頂きます。

3. 工事の施工体制

契約後は、設計積算担当から現場監督へと引継ぎがされ、材料の手配や、基礎伏図等の必要な施工図の作成、仮設工事から始まり工事が完成引渡しするまでお客様の立場に立ち管理させて頂きます。

現場監督は主に、お客様の窓口として打合せを行い、仕様の確認や取決め、要望や変更等の対応をさせて頂きます。その他に、隠ぺい部分の工事写真の撮影や、施工の段階チェックを行い品質の確保、安全管理を行いながら必要な養生措置、工程表に沿った工程管理を行い、最終的にお客様が満足して頂けるような工事になるように心掛けて居ります。

4. 会社としての監理体制

毎朝のミーティング

弊社の監督及び設計積算スタッフは、毎朝7時30分よりミーティングを20分程度行っております。前日の終業前に、翌日の作業予定、その日の反省、その日に行った業務内容(成果)を各自が書き込み翌日の朝、各自発表します。その内容をチェックし、問題が無いか確認し、何か共通する問題があれば、その場で各スタッフに周知いたします。

又、このミーティングの火曜日と金曜日には、社長が出席し連絡事項や新しい工事計画を共有情報として周知しております。金曜日には、各監督が担当する現場の進捗写真を提出して、工事が順調に進んでいるか、問題が無いか、社内検査の日程等の確認をしております。

工事進捗及び品質管理

工事の段階確認は各担当の現場監督が行いますが、進捗状況を確認しながら会社としてのチェックも各現場ごとに行っております。ここで何か問題があれば改善したり、やり直しをする場合もあります。あくまで弊社の工事としてお客様に引渡しが出来るか、又、何年か後に問題が発生しないかという見地でチェックしております。

ここで起こるさまざまな教訓は、朝のミーティングの議題にもなり、他の監督にも周知し、技術的向上を謀っております。

社内検査の実施

工事が完成しお客様に引渡しを行う前の社内検査を、工事の大小にかかわらず実施しております。検査内容としましては、計画通り工事が施工されているか、機能的及び耐久性に問題が無いか、クリーニングに問題が無いか、全体的な完成度はどうか等です。もし問題を感じたら、自主的に手直しを行います。その後引渡し前にもお客様にご確認頂き、問題が無ければ引渡しをさせて頂いております。

社内検査の根本的な考え方は、伝匠舎のブランドとしてお客様に引渡して良いかとの考えを基に実施して居りますので、自主的に大きな手直しが発生する場合もまれにございます。

社員全員参加の定例会議

毎月3日の午後5時30分から定例会議を行っております。

内容は、社長からの訓示、会社からの連絡事項、各自の作業状況及び進捗状況の発表、社内の協議事項、全員で確認すべき必要書類を回覧及びチェック、最後に総評を行い定例会議終了となります。

定例会議とは別に12月末の最終日には臨時会議を行います。連休中に工事を行う現場の確認や緊急連絡先の周知、休工の養生措置の確認を行い、各自の年間目標に対する達成度や反省を発表して終了します。又、新年にはその年の新しい目標を各自発表して、社内の会議室に掲示いたします。

毎月1回の勉強会

定例会議終了後、設計積算部門と工事管理部門を集め勉強会を行って居ります。この勉強会は、参加するスタッフの持ち回りで行い、当番が議題を考えて資料を作成し、その日の講師として勉強会を行います。

5. 安全への取り組み

店社現場安全衛生パトロールの実施

毎月1回その月に工事を行っている現場へ伺い、安全衛生面のチェックを行います。主なチェック内容としましては、法定看板の設置、外部足場があれば足場設備の点検、終業後の第三者立入禁止措置、ヘルメット着用、高所作業での安全帯や安全設備、喫煙マナー、職人さんの作業に取り組む姿勢、各所養生の状況、休憩所及びトイレの掃除、現場内の整理整頓、その他に工事の品質や工程のチェック技術的指導を行い、パトロール報告書を作成致します。

各現場合同の災害防止協議会

毎月1回、現場の主だった協力業者が集まって、各現場合同の災害防止協議会を開催して居ります。主だった内容は、各現場を担当する監督が持ち回りで司会を行い、店社現場安全衛生パトロール報告と、協議事項を発表します。その後、その月に完成した現場と、始まった現場の報告を行い、反省点や注意点等担当の監督が報告致します。

又、災害防止協議会の中で、協力業者が行ったパトロールやヒヤリハット報告を行い、災害防止協議会は閉会します。災害防止協議会報告書として、社内を回覧し記録として保存しております。

社内で行われる安全会議

毎月3日の午後5時30分から約30分程度実施しております。

会議の流れは、災害防止協議会の報告や決定事項を連絡し、各現場で発生した問題点や参考にして頂きたい内容等話し合い、ヒヤリハット報告を職人さん方から報告して頂き終了となります。

安全衛生大会の実施

毎年、4月に協力業者と社員が集まり安全衛生大会を行って居ります。弊社近くの会場を借りて行い、参加者は約100人程度です。

大会の流れは、開会宣言、社長挨拶、店社安全パトロール実施状況総評、各現場監督より現場の安全管理状況発表、安全講話として講師による講演、安全宣言を協力業者代表により発表、安全コール、閉会となります。

6. お客様に喜んで頂くことが私共の生き甲斐です。

工事を受注して完成引渡しを行うまでのプロセスや、完成したものがお客様の想像以上のものであれば、満足して喜んで頂けると思います。
弊社は、ベターでは無く、ベストを目指して仕事に取り組んでいる会社です。 お客様に感動を与え、喜んで頂くことがスタッフ一同、なによりの生き甲斐です。