地域や家族の民家を価値あるものとして再生する。将来、古民家と言われるような新築をつくる。「つくって20〜30年でこわす」ではもったいない! そろそろ「住み継いでいける」家づくりを考えませんか?
家は末代まで
かつて施主が棟梁に想いを託し「一棟入魂」で造った家は、ときに改修され、ときに移築されて、世紀を超えて何世代にも渡って受け継がれてきました。古民家の大戸をくぐり、たたき(三和土)の土間に立てば、大黒柱に午梁(うしばり)が差しかけられたその空間は、悠久の時を刻む安定感で、見る人の心を打ちます。家は、その家を築き守ってきた人、手をかけた職人の思いが託されてきた器です。いったん壊してしまえば、家だけでなく、思いも文化も家の歴史も跡形もなく消えてしまうところを、手をかけて、より良くすれば、時を越えて来た価値は、さらに深まり、次の世代へと渡すことができます。すぐれたストック、社会資本として受け継いでいけるような家づくりこそが、伝匠舎の使命であると私たちは肝に銘じています。
力強く美しい空間を造り、後世へ伝えていきたい。そう思われる方からのご相談を、いつでもお待ちしています。