伝匠舎が造る住宅 大黒柱と大梁が見える家

伝統の木組みの構造美と
無垢の木がつくりだす心地よい空間

手刻みの大黒柱と太い梁や差鴨居をがっちりと組み上げた美しい木組みを、あらわしにする。伝匠舎の住宅がめざすのは「構造そのものが意匠として成り立つ」明快で力強い美しさ。それは、この地の気候風土の中で職人たちが育んできた甲州民家の伝統でもあります。

木地そのままの飾らない美しさ、肌当たりのやわらかさ、香り。水分を吸放湿してさらったした空気をつくる「調湿機能」。製材した山の木をそのまま使う「無垢の木」には、五感にはたらきかける「心地よさ」がいっぱい。無垢の木をあらわす家づくりは、一本一本の木と向き合ってそのよさを引き出す職人だからこそできること。

「職人の手仕事」による社寺建築、古民家再生を手がけてきた私たちだからこそ、木の性質を生かし、自然で心地いい住宅を造ります。「無垢の木」を生かす家づくりは、伝匠舎にお任せください。

自然の摂理に添った家は
長持ちします

パンテオン(左)と、パルテノン神殿(右)

木には木の、石には石の、鉄には鉄の「造り方」があり、それに合う工法の建造物だけが長持ちするのです。木構造を石でなぞったパルテノン神殿は「遺跡」となっている一方で、石に相応しいドーム構造のパンテオンは、1900年の時を経てなお現役だという事実が、それを証明しています。木は、木の性質に合った使いかたをしなくては、もったいない! 「宝のもちぐされ」です。700年以上前に遡る創業以来、一貫して「木」とつきあい続けてきた伝匠舎は「木構造にこそ相応しい建築物」を造ります。

山梨県甲州市にある国宝「大善寺」。関東髄一と言って良い、鎌倉時代の名建築。
太い柱で太い梁をうける門型の柱梁構造。木構造の真骨頂です。

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木を生かしきる日本の大工の技
伝匠舎では「現役」です

日本の大工職人は木の良さを最大限に引き出す「木組み」の技術を編み出してきました。地面から屹立する大黒柱に梁を架け、差鴨居を差す「四方差し」は、その真骨頂。パズルのように組み上げられる材の一本一本には、このように複雑な「仕口」が、手刻みで加工されます。難易度が高く、手間もかかるものですが、大工職人にとっては技の見せどころで、やりがいのある仕事です。職人がはりきって腕をふるう仕事は、仕上りの質の高さにあらわれます。文化財の保存修理や古民家再生はもちろん、伝匠舎の仕事はすべてが手刻み。まっさらな木を一から手刻みできる住宅であれば、喜んで腕をふるうことはなおさら。その家はまさに「職人仕事の結晶」となります。

木を生かしきる日本の大工の技
伝匠舎では「現役」です

日本の大工職人は木の良さを最大限に引き出す「木組み」の技術を編み出してきました。地面から屹立する大黒柱に梁を架け、差鴨居を差す「四方差し」は、その真骨頂。パズルのように組み上げられる材の一本一本には、このように複雑な「仕口」が、手刻みで加工されます。難易度が高く、手間もかかるものですが、大工職人にとっては技の見せどころで、やりがいのある仕事です。職人がはりきって腕をふるう仕事は、仕上りの質の高さにあらわれます。文化財の保存修理や古民家再生はもちろん、伝匠舎の仕事はすべてが手刻み。まっさらな木を一から手刻みできる住宅であれば、喜んで腕をふるうことはなおさら。その家はまさに「職人仕事の結晶」となります。

美しく力強い木組み空間を
堅牢な外皮でくるむ「蔵型住宅」

現代の家づくりに求められる「耐震性能」や「省エネ性能」を満たしつつ、無垢の木を組み上げた室内空間を実現する住まいとして伝匠舎では「蔵型住宅」を提案しています。大黒柱を中心とした、無垢の木で組み上げた木組みをあらわしにした心地よい室内空間を「蔵造り」の分厚い外皮でくるむことにより、外界の厳しい気候を遮断し、地震に対しても堅牢に抵抗します。「外には閉ざし、内に無垢の木がつくる自然な環境を」という二重性を持つこの造り方を、年々温暖化、ヒートアイランド化が進行している今の日本の気候や建築物省エネ法に対応する伝統の知恵からの「解」のひとつとして、伝匠舎では提案しています。

蔵型住宅「梅の木の家」山梨県建築文化賞を受賞しました。

上段:H邸外観(左)と、伝匠舎事務所外観(右) 下段は、それぞれの内観

古建具や、アンティーク家具。
職人の手仕事の結晶を
使わなければ「もったいない」

大黒柱を中心とした、無垢材の木組み空間においてはは、インテリアも「本物」にこだわりたいものです。古民家再生を数多く手がけてきた伝匠舎には、古材や古建具、アンティーク家具がたくさん集まってきます。伝匠舎では、かつての家での役目を終えたそれらを修繕し、きれいに磨き上げて、本社に隣接する「古材ギャラリー」に収納し「次の出番」に備えています。丁寧な手仕事と時間の蓄積が生む精緻さや質感は、大量生産の建材には無いもので、いちど壊してしまったら再現できません。

職人技術の結晶を棄ててしまうのは、あまりにも「もったいない」。とはいえ、昔のいわゆる「和室」が、今のライフスタイルに時に合わないのも事実です。そこで伝匠舎では、欄間をドアにはめ込む、蔵戸をテーブルにするなど、数々の提案をさせていただいています。さまざまな工夫で「リメイク」すれば、レトロでお洒落な、そして無垢材の空間にマッチしたインテリアとなり得るのです。これを使わない手はありません。

美しいものが、世紀を越えて残る
だからこそ、残せる造り方を

数多くの文化財修理や古民家再生をさせていただいてきて、それらが「美しいから」「もったいなくて壊せないから」今にまで残って来たのだなと、日々実感しています。私たち伝匠舎が住宅を造るからには、それらに負けない、将来「平成の古民家」として世紀を越えて残っていくような「美しい家」でなくてはならないと考えています。それこそが、本当の「資産価値」ではないでしょうか。

「坪単価」だけでなく、その家が存続する年数で建築工事費を割った「年坪単価」で比べることをお勧めします。経年変化につれて味わいや深みを増し、私たちが「古美(ふるび)」と呼ぶ「時を重ねてこそ価値を増していく」家を作ることは、次世代への投資ともなります。

世紀を越えて残っていく価値ある住まいを造るにあたって大切なのは、「ほぐせるように造る」こと。長い年月には、風雨や地震などで受ける損傷の補修、諸事情による移築など、さまざまなことが起き、それらに臨機応変に対応できることが必須です。接着剤で貼ったり、金物でガチガチに固めたりすると「直せない」家になってしまいます。だからこそ「壊れない家」より「直せる家」を、「時代の変化、環境の変化に適応力のある家」を。山に木があり、技術を受け継ぐ大工が居る限り、修繕も解体移築もできるからです。だからこそ伝匠舎では、山の維持や次世代の人材育成を、大切にしています。

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伝匠舎石川工務所が制作したWebサイト「オンライン風流美」

家づくりが地域の景観や
大工技術、山を守る
それが受賞の理由でした

おかげさまで、伝匠舎 石川工務所は平成22年 国土交通省住宅局長賞をいただきました。古民家再生、地域材や地域技術の活用、大工・茅葺き職人の育成、ワークショップによる木造建築の啓蒙などの取組が、地域の美しい景観保存につながるとの評価でした。伝匠舎は、日本の山の木を使い、伝えられて来た職人技術による伝統木造建築を造り続けることを、その使命としてきました。ひとつひとつの家づくりが、地域社会への貢献ともなるような実践を、今後も継続してまいります。

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