1. 入魂の一品を!

海辺も山里もなく気候風土が無視された、あるいは南国も北国もない地方性というものがまるで無い建築が、生産性や経済効率追求の旗のもとに蔓延しています。性能や数値だけに裏付けされた心ない無機質なAI建築が、多様性のある美しい国土を蝕み始めています。頻繁にモデルチェンジされ量産される新型の〇〇シリーズの〇〇型という類の建築は嘆かわしいことに「建築するという行為」を放棄しているかに見えます。建築とは本来お施主様のためだけに1対1で創造されるものでなければなりません。そのような魂の込められた一品でなければ、どうして後世に愛でられ受け継がれていくことができるでしょうか。

早雲寺中門

人間とAIの関係