ロンドン:大火の教訓で
木造は禁止に
1666年にロンドンで起こった大火は、9月2日の午前1時過ぎに パン屋のかまどから出火。その灼熱地獄は4日間にわたり、ロンドン市内の家屋のおよそ85%(1万3200戸)が焼失しました。
この夏は猛暑、7・8月は極端に降雨が少なく乾燥した状態でした。また、大火以前のロンドン市内では家屋のほとんどが木造であり街路も狭かったため、なすすべもなく燃え広がってしまったのです。
大火の教訓を生かし、1667年には「再建法」が制定。家屋は全て煉瓦造または石造とされ、木造建築は禁止、また道路の幅員についても規定されました。火災に強い街づくりを目指し復興がなされたのです。