風流美ショールーム

小さな離れ「美壺庵」

今回は伝匠舎石川工務所と同じ敷地内にある社長自邸の離れ「美壺庵」をご紹介します。

離れにいかがですか?
風流美が凝縮された三坪の古民家
『美壷庵』を提案します。

古民家には憧れる。といって、今ある家を建て直すことはできない」「日々の暮らしとはちょっと別の時空間を味わえるスペースが欲しい!」伝匠舎では、そのようなニーズにお応えしつつ、みなさんの暮らしに風流美を添えるために、『美壷庵(みつぼあん)』を提案しています。

日々、時間に追われ、やらなければならないことに埋め尽くされている現代人にとって、本当に欲しいものって、なんでしょう? それは「もの」ではなく、用事や物といった手垢のついていない、時間や空間なのではないかと思うのです。「温泉でゆっくりしたいなー」という言葉が、まさにそれを体現しているといってよいでしょう。

そうした日常からふと解放されるような時空間が、庭先にあったら、生活が豊かになるのではないでしょうか? 『美壷庵』とは当て字で、広さは文字どおり、三坪。人間にとって、最小限の空間といってよいでしょう。社会における役割、仕事上のポジション、人間関係のしがらみなどから、ほんの一時でもほどかれて、素の自分に戻れる、小さな装置。それが『美壷庵』のコンセプトです。

素の自分に戻るために、そこがどんな空間であったらよいのか? その答は一人一人、違うでしょう。趣味を楽しむお籠もり部屋にする、コレクションを飾るも、あるいは、何もおかずに、考え事や瞑想に耽るも、あなたの自由です。建て主さんのご性格やニーズに合わせたご提案をさせていただきます。

小さいとはいえ『美壷庵』は、古材を活用して、確かな伝統技術をもった伝匠舎の棟梁が作る、本格的な古民家です。古材ギャラリーに集まってくる材の中でも状態のいい、味わい深いものを、建て主さんの好みに合わせ、選んで使います。

写真でご紹介している『美壷庵』は、伝匠舎の社屋と同じ敷地内にある社長自邸の和風の庭に、茶室兼社長の「男の隠れ家?」として建てたものです。小さいながら、木組、土壁、茅屋根です。毎週日曜日の朝に、家族で気軽にお茶の時間を楽しんだり、畳敷きの小上がりにゴロンと寝っ転がって考え事をしたりに使っています。

あなたも、『美壷庵』のある暮らしを、始めませんか? 風流美ショールームにお立ち寄りの際にご見学いただけます。

風流美ショールーム
花かげ写真館・棟梁の家
甲州市塩山上於曽1990番地
Tel:0553-32-2170
入場無料、要電話予約(当日可)

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伝匠舎石川工務所にある美壷庵は、茅葺き。田舎家というイメージでつくりました。

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中に入ると、土間空間ですが、左手の一坪だけは小上がりの茶室になっています。お客様は小上がりに腰掛けて、亭主との会話を楽しみながら堅苦しくなくお茶をいただけます。

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左:内部は主要な構造材には古材を使いながら、新材とを組み合わせて構成しています。柱にからめて、テーブル上の棚を作ったり、燭台を吊るしたりしています。
右:夏は酷暑になる甲府盆地ですから、エアコンをつけました。棚の上部に組み込んで、目につかないようにしました。

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土間部分のテーブル脇の土壁の腰の高さあたりに。古くから石川工務所に伝わる寸法帳を貼りました。