古民家情報

鐘楼堂「部材一式」※礎石・瓦はナシ

建物種別:

解体前の鐘楼堂 姿図

当初は桟葺瓦を本瓦葺きに葺き替える既存鐘楼堂の改修工事が先行してあったようです。しかし、瓦が到着した後、屋根下地や小屋組みなど解体したところ、本葺瓦の重量に既存建物の構造体が耐えられないことが発覚、この時点で当社に相談があり、改修から新築工事に変更になりました。

この様な理由で、桟瓦葺きや金属板葺きの屋根の重量であれば何も問題のない鐘楼堂の部材が一式、健全な状態で、解体・格納・保存されました。

建築物を生かして解体することを解(ほど)くといいます。日本では古来、社寺や民家に限らず、時々の事情によって、実に多くの建築物が、現地であるいは移築された新地で再生活用されてきました。そして、それを支えてきたのが伝統工法による建築技術です。伝統工法によって組まれた建築物は、それを解き、組み、また解き、組むのに実にふさわしい造りをしています。そして、後世に実に多くの古建築を残し伝えてきました。

解体前の鐘楼堂 軒の見上げ図

解体格納された部材一式

鐘楼堂の平面図

鐘楼堂の立面図