2016年6月12日
俳諧の聖地で起工式
平成28年6月11日、大勢の関係各位が集まる中、山廬俳諧堂移築復元工事の起工式が盛大に行われました。
俳諧堂は、俳人の飯田蛇笏・龍太親子が俳句を作る際に使っていた2階建ての蔵のうち、蛇笏が書斎として使った2階部分を指します。往時には蛇笏を囲んで句会が開かれ文人らが滞在したほか、俳誌「雲母」の発行所にもなりました。
戦後、笛吹市境川町小黒坂の居宅「山廬(さんろ)」敷地内から、町内の別の場所に移築され養蚕に役立てられましたが、「雲母」創刊100周年に際して、一般社団法人山廬文化振興会(飯田秀実代表理事)が再び山廬への移築復元を計画していました。