2025年2月13日
2024年 茅葺職人・加々美の活躍

茅葺作業する加々美
京都市東山区に本部を置く「公益社団法人 全国社寺等屋根工事技術保存会」は、文化財である社寺等屋根工事の技術保存とその研究向上を図る目的で設立された法人。当社はこの茅部会に属して活動をしております。
茅葺作業する加々美
京都市東山区に本部を置く「公益社団法人 全国社寺等屋根工事技術保存会」は、文化財である社寺等屋根工事の技術保存とその研究向上を図る目的で設立された法人。当社はこの茅部会に属して活動をしております。
棟梁認定証
「棟梁研修」は、日本伝統建築技術保存会の会員(正・準会員)が目指す最高位の資格です。受講資格は、年齢35歳以上(令和7年4月1日現在)で、「伝統建築技能研修(前期・後期)」を修了し技能認定を受けている者に限られます。
完成した模型(柱のころび…)
平成12年(2000年)に発足した日本伝統建築技術保存会は、伝統建築の後継者育成を第一の目的に掲げ、平成14年から順次【前期】【後期】【棟梁】の伝統建築技能研修3講座を開講しています。
検定会、実技試験検定の様子
令和5年度、当社の二人の茅葺職人が、(公益)全国社寺等屋根工事技術保存会の認定する主任文化財茅葺師を目指し、兵庫県丹波市山南にある「ふるさと文化財の森センター」で検定試験に臨みました。
研修生の石川威重、実測作業の様子。縁側と座敷の段差を測定
ユネスコ無形文化遺産登録団体の認定を受けている(一社)日本伝統技術保存協会は、文技連(文化財修理技術保存連盟)にも所属する日本の伝統木工技術の伝承を目的とする数少ない団体。この理事職を当社社長の石川が設立当初から長年務めています。
講話の様子
2022年7月11日(月)塩山中学校の体育館にて、中学2年生の皆さん対象の職業講話を行いました。本来ならば地域の色々な職場を数名ずつ訪れ、実際に職業体験をするのだそうですが、コロナ渦でそれが難しいため弊社に講話の依頼を下さったのです。
総ケヤキ造りの随神鳥居。宮大工2人が作業中
山梨県建設業協会からの依頼で、2022年6月21日(火)午後1時30分~3時30分、笛吹市境川町三椚にある熊野神社の移転建設現場で現場見学会を開催いたしました。
完成した模型を前に、研修生全員で記念写真。中央に講師の持田先生(左)とその助手を務めた青木先生(右)
社寺などの軒回りの構造に使われる「規矩(きく)術」。差金(さしがね)や直定規などであらゆる角度を正確に作り出す木造大工の技術で、日本の古建築には欠かせない技法です。