2022年5月5日
標高900mにある隠れ里「赤芝」
『赤芝集落』は山梨市牧丘町の山間地区、標高900mにある約35戸の小さな集落です。周辺には美しい渓流と草原状の農地が広がり、遠くに大菩薩山系を望む空は明るく爽やかです。
『赤芝集落』は山梨市牧丘町の山間地区、標高900mにある約35戸の小さな集落です。周辺には美しい渓流と草原状の農地が広がり、遠くに大菩薩山系を望む空は明るく爽やかです。
江戸時代後期に建てられた八代家住宅は、国指定重要文化財建造物です。主屋は大きな入母屋造りの茅葺屋根と田の字型の間取り、広い土間など、峡北地域の民家の典型的な姿をしています。 (続きを読む…)
中央線塩山駅の北口にある甘草屋敷(重要文化財「旧高野家住宅」)、甲府から峡東地域にかけて点在する養蚕型茅葺民家群の代表格ですが、正面から見るとまるで裃(カミシモ)を着た福助人形によく似ているので、別名「福助型民家」という愛称があります。
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平成14・15年、農水省の外郭団体であった財団法人 都市農山漁村交流活性化機構が、全国に残る茅葺き民家の実態調査をいたしました。当時その調査委員の一人であった弊社社長の石川は、山梨県内をくまなく歩く中で「上条集落」を発見。同じく調査委員として出向していたナショナルトラストの米山事務局長に相談し、市文化財担当の飯島氏と計る中で、当時まだ合併前であった旧塩山市の行政の理解を得て、平成17年、財団法人ナショナルトラストによる上条集落の観光資源調査を実現いたしました。
平成24年12月4日、25年1月22日の2回、茨城県の某研究施設にて「茅葺き屋根への放水実験」が実施されました。茅葺き屋根の材料はススキ等を用いているため、一度火がつくとなかなか消火できないのが現状です。そこで現在は文化財等には放水銃の設置が義務付けられるようになりました。 (続きを読む…)
富士吉田市より吉田口登山道の廃屋となった山小屋7棟(大石茶屋・レッキス・大黒小屋・見晴茶屋・早川館・不動小屋・たばこ屋)の調査依頼を受けました。これらの山小屋は1合目から5合目の間にあるもので、富士スバルライン自動車道の開通で忘れ去られ、朽ちて無残な姿をしておりました。富士吉田市では富士山の世界遺産認定に向けてユネスコの諮問機関イコモスの調査員が訪れるのを機に、これらの遺構の記録保存を行い、荒れ果てたイメージの残骸を撤去することになりました。 (続きを読む…)
3・11の震災で流され、小屋組みと屋根だけが残った気仙沼の尾形家住宅は、工学院大学の後藤研究室の調査研究により、文化7(1810)年の建築で漁村に残るたいへん貴重な古民家であることが解っていました。登録文化財の指定を目指していましたが、震災にあった後は、この民家を何とか救いたいとする有志の方々の努力で昨年5月までに解体され、柱等の部材や民具などが保存会の皆さんをはじめとする多くのボランティアの協力を得て、瓦礫の中から回収され、現地に保管された状態でした。 (続きを読む…)
平成24年8月3日、横内知事は田辺甲州市長を案内役に集落内を歩きながら散策され、観音堂などをご覧になりました。茅葺き民家の甲州民家情報館では市長、教育委員会関係者、地元住民の代表とともに座を囲んで、集落の特徴や現状などについて熱心に意見を交わされました。また最後に村内の中村一仁さん宅を訪問、ご家族とも親しく会話を交わされました。 (続きを読む…)
弊社社長の石川が代表を務めるNPO山梨家並み保存会が平成22年度に登録文化財調査を行った2つの物件が7月15日、国の文化財審議会から文部科学省に答申され、登録文化財として認定される運びとなりました。加えて西湖いやしの里の伝統民家(昭和20年伝匠舎が修理工事担当)も認定されることとなりました。
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