2024年8月15日
ごん鉢(大・小)を修理
ご縁のある方から依頼されて、ごん鉢を二つ修理いたしました。ごん鉢とは甲州弁で、木製のこね鉢のこと。ほうとうや蕎麦等の生地を作る時に使います。
今年の干支「辰」(たつ)の瓦絵です。描いたのは当社の設計部に所属する田辺さん。毎年、屋根屋さんから送られてくる干支瓦に着色してみたら、ご覧のような楽しい作品になりました。
こちらには、今まで見たこともない総ケヤキ造りの離れがあります。造られたのは明治37(1904)年、おそらくものすごく技量のある棟梁が、施主様の要望に応えるために、たいへん素性の良いケヤキ材を吟味して集め、多くの時間をかけて刻み、組み上げたに違いありません。
社寺などの軒回りの構造に使われる「規矩(きく)術」。差金(さしがね)や直定規などであらゆる角度を正確に作り出す木造大工の技術で、日本の古建築には欠かせない技法です。
令和2年10月8日(木)~12日(月)まで、甲州市にあるギャラリー日向で開催された瓦絵展。開催するに至った経緯を振り返ると、コロナ禍でなければ生まれなかった展覧会と言えます。
古い襖の絵様の話題です。平成29年8月10日、甲州市塩山の菅田天神社の裏で表具店を経営されている桐原武仁さんから、二つの古い木箱をいただきました。 (続きを読む…)