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2025年12月8日

正宗寺 屋根葺替・耐震改修 完了

竣工(正面外観)

浄土真宗 正宗寺(しょうそうじ)の本堂は、正面7間、奥行5間+1間下屋、正面には向拝。延べ床面積は74坪の大きさで、深い軒には尾垂木(おだるき)と二手先(ふたてさき)の組み物があります。

屋根の棟は遥かに高く、建物の外内に29㎝~42㎝の欅の円柱が36本立ち並ぶ様はまさに壮大。室内に入れば、金箔の透かし欄間などが黄金に輝いて実に荘厳で優美です。

完成(南西面外観)

着工前(南西面外観)

向拝柱の柱脚や高欄の宝珠には宝暦年間の銘も見られますが、現在の本堂の建立年代は江戸後期です。

竣工(南西面外観)

解体工事に着工

工事は、まず床・壁の解体工事から始まりました。鉄骨で柱脚の根がらみを取り、建物全体を仮受して沈下を防ぎます。地盤を鋤取り、砕石敷き、転圧、配筋の後、コンクリートを打設して耐圧盤に。この耐圧盤を頼りに建物の傾きを修正、柱脚では鉛板を差し入れなどして不陸を調整し、耐震壁を各所にバランスよく配します。その後、適所に制振金物を設置、時に水平ブレースなどを設け耐震性を確保しました。

床を撤去し鉄骨の根がらみを取る

部材修理の後、向拝の屋根下地を組み上げる

巨大な鬼木下地を加工

完成(向拝を見上げる)

完成(内観/外陣より内陣を見る)

完成(内観/内陣と須弥壇)

工事の着工は令和6年(2024年)2月、完成は令和7年12月、準備工も含めて22か月の工程でした。