2010年11月30日
日伝建:諏訪大社で研修見学会
平成22年11月29、30日と諏訪大社で日伝建の研修見学会が開かれ、伝匠舎代表の石川と大工の井上修が参加してまいりました。有名でありながら、なかなか全容を見ることができない諏訪大社の上社本宮と前宮、下社春宮と秋宮をくまなく見学するとともに、諏訪大社の建築に最も詳しい五味先生から興味深いお話をお聞きしました。 (続きを読む…)
平成22年11月29、30日と諏訪大社で日伝建の研修見学会が開かれ、伝匠舎代表の石川と大工の井上修が参加してまいりました。有名でありながら、なかなか全容を見ることができない諏訪大社の上社本宮と前宮、下社春宮と秋宮をくまなく見学するとともに、諏訪大社の建築に最も詳しい五味先生から興味深いお話をお聞きしました。 (続きを読む…)
平成22年11月22日、南アルプス市にある山梨県指定の文化財・高尾穂見神社本殿の保存修理工事が完成し、落慶式が行われました。このご本殿は寛文5年(1665)の建立で、桃山時代の様式が残る江戸初期の建物としてたいへん貴重なものであります。着工は8月、約3カ月の工程でした。 (続きを読む…)
11月20日(土)の県民の日に県都甲府市にある舞鶴城で山梨県(埋蔵文化財センター)主催のイベントが行われました。伝匠舎が担当したのは子供たちを対象にした「削ろう会」です。対象は小学生でしたが、親子連れも多く当日は100人もの人達が私たちのブースを訪れてくれました。伝匠舎からは井上、志村、伊藤、松永の4人の大工職人のほか、担当責任者の萱沼が参加し、子供たちとの楽しい時間を過ごしました。
JTBと山日印刷と弊社社長・・・というスタッフがお客様の数より多い状況の中、それでも10人乗りの小さなバスと運転手さんは快適にツアーを目的地に運んでくれました。さらに大型バスでは入れないような道もスイスイ、大人数ではお訪ねできないような民家も思い切って飛び込んで見学させていただきました。「古民家ツアーは少人数に限る」これは確かな事実です。予想に反して20日も快晴です。山梨は秋から冬にかけてこんな晴天が多いのです。ツアー一行のご機嫌な旅は続きました。
JTBで企画されたツアーですが、最低実施人数の10人を割り込んで中止・・・となるはずが、どうしても参加したいお客様が3人いらして実施と決まりました。このとき案内役を仰せつかった弊社社長の気持ちからは仕事の意識が消え、自分も楽しもうと思ったのでした。幸い19日は心配していた天気にも恵まれ、晴れ晴れとした秋の青空の下、参加者皆が楽しくご機嫌な小旅行となりました。
施主様には弊社の古材ストック場にあった長屋門のセットを何点かご覧いただき、今回の物件を選んでいただきました。現場に合わせて配置を決め、新材を加えて門扉を復元、11月15日にはたいへん重厚な門構えが完成しました。
11月6日、筑波市神郡(かんごおり)の里山研究所を訪ねました。当日は筑波祭りの最終日1日前、安藤先生自らご案内をいただき、祭りの出店で昼食まで御馳走になり大変恐縮いたしました。筑波大学の学生さん達が地元の子供等と山際のスギ林に竹のオブジェを作っていました。これが太陽が赤く染まる黄昏時になって、過去の懐かしい思い出のような、あやしい時間と空間を生み出したのであります。
11月6日、筑波市神郡(かんごおり)の里山研究所を訪ねました。里山研究所とは民家建築の大家・安藤邦廣先生(筑波大学教授)が主宰する建築設計事務所です。事務所は意外にやや傾きかけた二階建の手狭な蔵ではありましたが、そこで働くスタッフは優秀でかつ美しいと評判です。当日は安藤先生自らご案内をいただきました。たいへん恐縮をいたしましたが、筑波の素晴らしい建築の場をいくつも見せていただきました。
11月の5日、良好なまちなみ景観を形成している建築物等の部門で山梨県の建築文化奨励賞をいただきました。思えば今までにも多くの受賞を賜りました。古い順に振り返ってみれば【1】辻邸(民家再生・平成4年)【2】梅の木のある家(新築・平成7年)【3】藤原邸(民家再生・平成10年)【4】原茂園(民家再生・平成12年)【5】杉原家住宅(民家再生・平成13年)【6】白州前沢の家(民家再生・平成16年)【7】上条観音堂(茅葺社寺の修復・平成21年)そして、今回の韮崎の家であります。
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