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2023年3月30日

寿徳寺庫裏・玄関 耐震改修工事完了

竣工。唐破風の本玄関外観

寿徳寺は山中湖村平野にある臨済宗の古刹です。近年歌劇「蝶々夫人」の主役で有名であったオペラ歌手「三浦環」の墓所があることが話題になりましたが、確かに山中湖の対岸に高くそびえる富士山望む平野集落からの景観は、一服の絵のように優美であります。

寿徳寺では1977年(昭和52年)に本玄関と庫裡の屋根などの改修が行われました。以来45年の歳月が経過し、その間、銅板屋根等の腐朽が進行、近い将来には大地震の発生も予測されるなか、伽藍整備の機運が高まり、この度耐震改修工事が行われることとなりました。

本玄関の内観

本堂より庫裏への渡り廊下

庫裏大玄関の内観

座敷と奥座敷を見る。工事では前の間と中の間を合わせて座敷とした

奥座敷の床の間

改修に際しては多機能トイレも整備された

左より、伝匠舎の清水脇棟梁・井上棟梁・岡監督、大工の内藤さん・清水さん

工事の着工は令和4年4月、完成は令和5年3月、約1年の工程でした。