トピックス

2026年2月1日

廣園寺禅堂新築工事(進行中)

建設中の禅堂

八王子市にある廣園寺(こうおんじ)は禅宗(臨済宗南禅寺派)の古刹です。巨樹が茂る園内には禅宗の七堂伽藍を踏襲した数多くの仏教建築があり、そのうち総門・三門・仏殿・鐘楼堂の4棟は江戸後期の建造物で、東京都の有形文化財に指定されています。

廣園寺の三門と総門、続く仏殿、本堂が南北一直線に並ぶ

伝匠舎の原寸場で墨付けする棟梁

完成した基礎工事、背後に仏殿、本堂、開山堂が見える

完成した基礎工事、最終的には回廊によって結ばれる

廣園寺は甲州市との関係も深く、康応元(1389)年に塩山向嶽寺の第3世である峻翁令山(しゅんのうれいざん)が開山となって興した寺と言われています。今でも全国から修行僧を集める禅道場ですが、今までは開山堂を禅堂の代わりに使用して修業の場としてきました。このほど開山堂の隣地に場を定め、専用の禅堂を新築する運びとなりました。

現在は軒から屋根にかけて造作を行っている

苦心して造り上げる美しい軒反り

軒下は禅宗様の扇垂木、一部に尾垂木も見られる

工事の着工は令和7(2025)年1月、令和8年10月の完成を目指して現在進行中です。

小屋裏には大断面の木材が幾重にも力強く組まれている