2006年7月20日
【古民家】代永家住宅 調査解体保存完了
山梨市万力にあった代永家住宅は、文化財関係者により江戸中期にまでさかのぼることのできる、甲州民家のたいへん古い遺構である事が判っていました。
長い間無人であったこの民家がいよいよ解体処分されるに当たり、山梨市教育委員会は学術的にたいへん貴重であり、取り壊されてしまえば二度と取り返すことのできないものとの観点から、これを調査解体保存することにしました。トタン屋根をめくると、茅葺民家が現れました、壁も床も天井も取ると、江戸中期にさかのぼる古い軸組みがあらわれました。
軸組みだけになった代永家住宅
妻側から見るとこんな感じ
慎重に解体され、市の施設に保存格納されました
市に提出された調査報告書