2007年5月10日
S邸(甲州市大和)が完成
主屋の隣に隣接してあった蔵を再生、素敵な増築ができました。工事を着工したのは昨年の9月1日、4ヶ月後の12月28日にはほぼ完成しお引渡しをいたしましたが、やや寒冷地のために外壁の漆喰塗りの工事は施主様と相談の上、春になって壁が凍らないようになってからとなり、外部は明けて平成19年3月になっての完成となりました。
蔵の木材は室内側に呼吸させます。壁は大壁で機密性、断熱性、耐火性に優れ、景観上は日本の伝統的なデザインでありながら、現代の要求をも見事に満たしてくれるのです。これからの住宅建築を考える上で重要な一作となりました。
玄関側外観 右隣に主屋がある
居間内観 天窓から明かりが注ぐ
太い梁は、一部古材を加えた意匠
古材との対比で照明のステンドグラスの笠が美しい
落ち着いた雰囲気の寝室
古材の梁を加工仮組みしているところ