2012年1月28日
五体明王像の耐震工事が完了
五体明王とは理想の実現を妨げる色々な障害を取り除くために、大日如来から強いパワーを与えられた真言密教の5人の仏です。笛吹市春日居町桑戸区にある五体明王像は平安時代後期に作られた、たいへん古い仏像で山梨県の指定文化財に指定されています。古くは同地区の地蔵院にあったものを戦国時代の終わり頃に桑戸区を守るためにとの理由で、区の鬼門に当たる現在の地に不動堂を建て安置されました。
保存修理を施されたのち、しばらく国立博物館に展示されていましたが、このほど本来の所在地である桑戸区に戻されることが決まりそのための整備工事が行われました。