2012年7月6日
昭和建築のリフォーム:K邸
新宿からわずか約100kmの距離にある甲府盆地の東北に位置する峡東地域は、地震もなく台風もめったに来ない防災上安全な地域でありますが、特に山紫水明の神金地区は700m近い標高があり、蒸し暑い山梨の中では夏を快適に過ごすことができるたいへん良き場所です。
東京渋谷にお住まいのご夫妻は甲州市の青梅街道沿いの民家を入手、必要な修理リフォームを加えてセカンドハウスとして活用されました。奥様は陶芸の趣味をお持ちですが、北側の和室を板の間に改変、陶芸室に仕立てられました。
工事では、まず間取りの大きすぎる坪数を撤去シェイプアップ、雨仕舞いが悪くなっていた屋根の重い瓦を下ろしガルバリューム鋼板に葺き替え、台所の水周りなどを改装整備したほか細かい項目について粘り強く対応、限られた予算の中で費用対効果の大きい方法を一つ一つ行っていきました。着工は平成24年4月、完成は同年6月約3カ月弱の工程でした。