2013年5月17日
世界一贅沢な村里 社長のフランス旅日記(2)
5月12日、蚤の市の次は午後からベルサイユへ。到着した私たちは観光客で混雑するベルサイユ宮殿を脇目に、その庭園の外れにあるプチトリアノン宮殿へと向かいました。
ここはベルサイユ宮殿の庭園にある離宮のひとつで、王妃マリー・アントワネットが息子や娘、ごく親しい人たちと過ごしたという場所だそう。人工池を囲むように配されたいくつかの建物には、王妃の家や水車小屋などがあり、農場には牛やヤギ、アヒルなどの家畜が飼われ、当時はエキストラの農民までいたという王妃のための“農村テーマパーク”だったということです。
マリー・アントワネットが王妃から母として、一人の人間として過ごした、この疑似農村。きらびやかなベルサイユ宮殿から抜け出し、ひとときの田舎暮らしをここで楽しんだのでしょうね。絢爛豪華なベルサイユの大宮殿に対して、自然豊かで落ち着いた佇まいの庭園と離宮でした。