2013年7月30日
亀沢の家が竣工(民家再生住宅)
平成25年7月30日、甲斐市亀沢の住宅主屋の民家再生工事が完了しました。この住宅は、本を開いて伏せたような切り妻屋根に、屋根裏を使う際の換気や採光のために窓が開いた吹き上げ屋根が特徴的な甲州民家です。建築されたのは明治期。大黒柱は太く、差し鴨居が多く入る、強固で伝統的な構造を持っています。床面積は大きく、その工事範囲は89坪にも及びました。
今回の工事は、古い趣を残しながら耐圧板基礎をコンクリートで打ち直し、耐震壁を作るという大掛かりなリフォーム。2階には居室を2部屋造り、階段室とともに断熱区画をし、他はワンルームの広い作業室となっています。
玄関の位置は家の中央側へずらしましたが、その内観は威風堂々としていて千本格子戸が大変美しく映えています。工事期間は平成24年12月〜平成25年7月、約7か月の工程でした。