2013年12月26日
伝統構法で現代によみがえる「板倉の家」
日本の伝統建築である「板倉」。柱と柱の間に厚板を落とし込むという工法で、山梨や長野の寒冷地の蔵に数多く見られます。耐震性に優れ、断熱性をも兼ね備えるなど優れた点が多く、伝匠舎でも長年注目し研究を続けてきました。
今回、甲州市勝沼町に板倉建築の現代版ともいえる第一作目の住宅が㈱里山建築研究所のご指導をいただきながら出来上がりました。この板倉の家は、耐久性に優れる日本産の杉を柱や梁をはじめ床や壁や屋根にふんだんに使用することで、湿気がこもらず結露せず、冬暖かく夏涼しい家となりました。小さいけれどシックハウスの心配もない木質感あふれる大変美しい家です。
着工は平成25年7月3日、竣工は12月25日、約6か月の工程でした。