トピックス

2014年12月10日

明王寺宝物庫 屋根葺き替え工事

竣工外観 (南西面)

竣工外観 (南西面)

山梨県南巨摩郡富士川町にある大聖金剛山明王寺。正しくは「大聖金剛山息障院明王寺」といいます。本尊は大聖不動明王で他に四大明王を配しており、県内最古の鰐口、藤原初期の特徴を持った桧一本造りの木造薬師如来はともに国指定重要文化財に指定されています。

また、檀信徒に配布したり戦勝や出生の祈願に用いられた不動明王版木は県指定文化財です。これらの文化財を奉安すべき宝物庫の屋根は、長年の風雪で鉄板がさびて痛み下地に雨がしみている状況でした。修理工事は、屋根下地の傷んだ箇所を修理したのち、厚み0.35mmの銅板の平葺を行いました。露盤は銅板を張り替え、宝珠は既存品を再使用しました。

着手は平成26年8月、竣工は平成27年3月でした。

竣工外観 (西面)

竣工外観 (西面)

着工前外観

着工前外観