2015年5月20日
天澤寺山門 保存修理工事完了
甲斐市指定有形文化財となっている天澤寺山門(てんたくじさんもん)。今回の保存修理工事の主な内容としては
[1]基壇(きだん)正面と側面の石垣を積み直した
[2]曳家(ひきや)によって不陸調整(凸凹などを補修)して建物を平らに据えた
[3]木部(ケヤキ材)の腐朽箇所の修繕
[4]茅葺型屋根の銅板による葺き替え工事
桁行(けたゆき)3間、梁間(はりま)3間の3間1戸(柱間が3間で出入口が1間の場合)の楼門(ろうもん)で、入母屋造(いりもやづくり)、瓦棒鉄板葺(※今回、銅板平葺に改修しました)。2階には三十三観音が安置されており、内部は床板張り、奥寄りの柱間3間は仏壇となっています。
また、建築年代は、形式・手法などから江戸時代後期初めの建築と考えられています。着工H26年5月、完成H27年3月でした。
(参照:設置看板/ウィキペディア/甲斐市観光・旅行見所ナビ)