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2016年12月6日

甲斐の古社「金桜神社」本殿屋根葺替え工事

施工例,社寺 — タグ:
神々しく輝く御本殿の屋根、大きな3間社流造の社殿、棟に千木(ちぎ)鰹木(かつおぎ)がのる

神々しく輝く御本殿の屋根、大きな3間社流造の社殿、棟に千木(ちぎ)鰹木(かつおぎ)がのる

二千年の歴史を誇る甲斐の古社「金桜神社」は、金峰山信仰と甲斐の水晶発掘に深くかかわる神社です。その鎮座する場所は、岩峰そそり立つ景勝地「昇仙峡」をさらに奥深く分け入って、南に富士山、北に金峰山の両山を同時に見ることのできる境の地、御岳町です。

昭和30年12月18日に起こった大火で、国の文化財に指定されていた社殿の多くを焼失、その後見事に復興再建されましたが、その際、社殿の設計をされたのが弊社の育ての親でもある社寺建築の大家・故広瀬沸先生でした。また焼失前の神楽殿は弊社の先祖である下山大工棟梁・石川七郎左衛門の手によるものであります。

完成した社殿全景を裏山より眺める

完成した社殿全景を裏山より眺める

本殿に設置された「登り竜」

本殿に設置された「登り竜」

「下り竜」 元は昭和30年に焼失した神楽殿にあったが、複製を作って今は本殿に設置

「下り竜」元は昭和30年に焼失した神楽殿にあったが、複製を作って今は本殿に設置

南に霊峰富士を仰ぐ

南に霊峰富士を仰ぐ

北に奥秩父の最高峰、金峰山を仰ぐ

北に奥秩父の最高峰、金峰山を仰ぐ

棟にのる鰹木(かつおぎ)の木製下地を作成

棟にのる鰹木(かつおぎ)の木製下地を作成

千木(ちぎ)の木製下地を作成

千木(ちぎ)の木製下地を作成

本殿の棟に鬼を取り付ける様子

本殿の棟に鬼を取り付ける様子

今回縁あって本殿の屋根葺き替え工事に携われましたことは、弊社にとりまして大変感慨深い出来事であり、関係各位に深く感謝する次第でございます。起工式は5月11日大安吉日、完成は平成28年12月、約半年の工程でした。