2016年12月16日
廣園寺の伽藍整備(鐘楼堂・開山堂)
八王子市の八十八景にも選ばれている廣園寺は禅宗(臨済宗南禅寺派)の名刹。巨樹が生い茂る園内には禅宗の七堂伽藍を踏襲した数多く仏教建築が点在して、大都会八王子市のオアシスとなっています。
今回整備工事が完了したのは入母屋造り妻入りの開山堂と、東京都の指定文化財となっている宝形造の鐘楼堂(江戸後期の特徴を表す)です。
廣園寺は甲州との関係も深く、康応元年(1389年)に塩山向嶽寺から峻翁令山を招いて開いた寺と言われています。今でも全国から多くの修行僧を集める禅道場を持ち、美しく整備された園内では月一度の座禅会も開催されています。
工事の着工は平成28年6月、竣工は12月、約6か月の工程でした。