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2019年7月15日

蓮華山 正法寺 表門 修理工事が完了

正法寺の表門。奥に見える御本堂は平成27年に修理工事が行われた

蓮華山 正法寺は、山梨県昭和町押越にある日蓮宗の古刹です。その歴史は古く、鎌倉時代(1290年)、日蓮聖人の直弟子で六老僧の日興上人が開いたとされます。
表門は江戸時代の天明年間1790年建立とされる高麗門です。長年風雨にさらされ、柱脚が腐朽沈下し、前方に傾き、災害による倒壊も予測されたため今回修理工事が行われることになりました。

表門を正面から見る。短くなっていた柱が足され高くなり、礎石の上にのることで、本来あるべき高麗門が美しくよみがえった


表門を背面から見る。柱石、縁石などが整えられた


根継ぎされた柱脚部の詳細

工事は柱石を新たに整え、柱脚の腐朽部分を取り除き、新材を根継ぎして本来の美しい高さに復元しました。工事の着工は令和元年5月、竣工は同年7月、約2か月の工程でした。