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2026年1月18日

外川家住宅耐震補強工事 完了

重要文化財 旧外川家住宅への入り口にある中門

外川家は、代々富士山の御師(おし)を務めてきた家です。18世紀の明和5(1768)年に建築された主屋は保存状態が良好で、当初部材の大半が残されています。

上吉田に現存する御師住宅の多くは、19世紀以降の建築と推定され、この時期に遡るものは少なく極めて貴重な建造物であるため、付属する離座敷・中門とともに国の重要文化財、並びに世界遺産の構成資産にも登録されています。

鉄骨フレーム設置のための基礎工事の様子

北面手前に主屋、奥に離座敷、鉄骨フレームによる耐震補強

同所、着工前の外観

主屋南面(鉄骨フレームによる耐震補強)

離座敷南面(鉄骨フレームによる耐震補強)

外川家住宅は、平成19(2007)年に富士吉田市・文化財建造物保存技術協会・中村建築技術研究所のご指導をいただき保存修理工事を行っておりますが、令和に入って詳細な耐震診断を実施した結果、耐震性の不足が認められました。耐震工事の内容は、壁に構造用合板、建物外部に鉄骨フレーム、梁にブレースをそれぞれ設置し、補強を行いました。

離座敷竣工内観。補強の金物などは巧みに隠され見えない

竣工(中門東面)

竣工(中門側面、耐震ブレースが見える)

設計管理は(公財)文化財建造物保存技術協会。工事着工は令和6(2024)年6月、工事の完成は令和7(2025)年12月、約18か月の工程でした。