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2018年3月26日

甲州民家移築再生[15]土壁塗りワークショップ

荒壁を塗る、床の間の周辺部、手板に泥を受けてコテで小舞に塗り込む

神奈川県川崎市の柴原家住宅移築再生現場。3月25日(日)、先月の「竹小舞ワークショップ」に続いて「土壁塗りワークショップ」が開かれました。主催は施主の柴原みどり様ご夫妻、O設計室と伝匠舎㈱石川工務所がこれに協力させていただきました。

現在の現場の様子。東側妻面、1階は荒壁塗りが完了

長田左官工業より荒壁塗りの実技講習を受ける参加者

昨年夏のイベントで仕込んで同敷地内で発酵させた壁土

土をバケツに移して現場内に運ぶ。可愛い参加者も大奮闘!

荒壁塗りはすでに先週から始まっています。参加者は施主、講師、工事関係者を加えて約60名!大盛況となりました。講師は(株)長田左官工業の長田幸司さん。使用された壁土は約8か月前の夏に「土こねこねワークショップ」で仕込んだあの土です。

左官さんの手板に土を運ぶのに長田左官さんが使っている道具。大変便利で「剣先グワ」と呼ばれているらしい

剣先グワを使って左官の手板へ泥を渡す

手板に受けた泥を小舞に塗り込む参加者

内壁で返しの荒壁塗り、外壁は先行して塗られていた