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2013年12月18日

久遠寺の時鐘(ときのかね)

保存修理工事が完了した鐘楼堂(アフター)

保存修理工事が完了した鐘楼堂(アフター)

日蓮宗の総本山として知られる身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)。伝匠舎では平成24年11月に久遠寺の玄関口である「総門」の保存修理工事を行ったのち、平成25年6月から「時鐘」の保存修理工事にとりかかっていました。

「時鐘」は1877年(明治10年)に建てられましたが、1952年(昭和27年)に焼失。その後、大映の社長・映画プロデューサーとして名をはせ、熱心な日蓮宗信者でもあった永田雅一氏によって再建されました。

工事は屋根工事以外に木工事、石工事を行いました。南側が10mを超える絶壁となっていたために、難しい足場掛けとなりました。着工は平成25年6月、竣工は平成25年11月、約6か月の工程でした。

同じ角度から見た修理工事以前の姿(ビフォー)

同じ角度から見た修理工事以前の姿(ビフォー)

12月17落慶法要が執り行われました

12月17落慶法要が執り行われた

伝匠舎の技術を伝える瓦職人によって精緻な仕事が行われた

伝匠舎の技術を伝える瓦職人によって精緻な仕事が行われた

瓦屋根の軒の美しい曲線

瓦屋根の軒の美しい曲線

完成した屋根(アフター)

完成した屋根(アフター)

同じ角度から見た修理工事以前の姿(ビフォー)

同じ角度から見た修理工事以前の姿(ビフォー)

完成した合掌付近の収まり(アフター)

完成した合掌付近の収まり(アフター)

同じ角度から見た修理工事以前の姿(ビフォー)

同じ角度から見た修理工事以前の姿(ビフォー)