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2016年3月31日

宮光園の「門、塀及び庭園復元工事」完了

南門の復元修理完了。大和塀と板塀を新設

南門の復元修理完了。大和塀と板塀を新設

勝沼町にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在、邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や、宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真など多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。このうち今回は二つの門と塀及び庭園の復元修理工事が行われました。

宮光園につきましては、今日まで4期にわたる整備工事が行われてきました。今だ未修理の遺構は残るとはいえ、今回の外構や庭園の整備によって、貴重な近代化遺産が再び美しい光を放つようになりました。

工事着工は平成27年6月、完成は平成28年3月、約9か月の工程でした。

南門の「甲斐産葡萄酒」の扁額

南門の「甲斐産葡萄酒」の扁額

南西隅より右に源氏塀を移設復元、左に板塀新設

南西隅より右に源氏塀を移設復元、左に板塀新設

西門を移設修理、両脇の板塀は新設

西門を移設修理、両脇の板塀は新設

西側の板塀新設

西側の板塀新設

西側の枯山水庭園

西側の枯山水庭園