2014年5月19日
永昌院総門の保存修理工事が完成
平成26年3月 竣工
山梨県山梨市矢坪にある永昌院の総門（山梨市指定文化財）の保存修理工事が完成し、平成26年5月17日（土）落慶法要が行われました。この禅宗様四脚門の形態を持つ総門は、推定江戸後期の建立と考えられます。屋根は茅葺から鉄板葺きに改められていましたが、今回の修理工事では現状を維持し、桧皮葺き型の銅板葺き屋根となりました。
工事では既存木部は全解体、部材修理のうえ組み立て、礎石は全て取り外し、耐圧盤コンクリート基礎施工ののち据え直しました。工事は平成25年4月に契約、平成26年3月に完成。設計管理においては山梨市の文化財審議委員である矢野昭洋氏の監修を得て行いました。
竣工 南西面 詳細
竣工 正面
竣工 裏面
平成26年5月 落慶法要の様子
住職様に続いて総門をくぐる檀家の方々