2015年4月27日
甲州民家情報館で「童謡を楽しむ会」を開催
NPO法人 家並保存会に委託され、管理・運営を行っている甲州民家情報館(以下、情報館)。通常は一般に貸し出されている当施設では時折、自主開催イベントを企画しています。2015年4月26日、童謡歌手・若林秀和さんをお招きして、若林さんが山梨県立図書館などで定期開催されている「童謡を楽しむ会」を情報館で行って頂きました。
日本の原風景が広がる上条集落(2015年5月15日に重伝建に選定されました)。切り妻・切り上げ式の茅葺屋根の古民家、そして、この風景に童謡は、想像しただけでもとても素敵な組み合わせです。
更に今回は上条集落の方たちにもチラシを配布し、昼過ぎの貴重な休憩時間にも関わらず、8名の方に参加していただく事ができました。
定刻になり、まず最初は若林さんから三曲ほどご披露頂きました。その後は、参加者全員で歌う曲を、童謡・唱歌集の中から選び、5曲が決まると全員で歌う。これを参加者で繰り返しました。
下は小学生から、上は70歳代までの幅広い年齢層にも関わらず、殆どの曲が一緒に歌えてしまうのが童謡の魅力の一つですね。
この日はとても気持ちの良い青空で、急遽、庭先での開催に変更させて頂きました。日向に居なければいけない若林さんと伴奏者の三神さんは汗だくだったと思いますが、それでもとても気持ちよく全員で歌いきったと思います。若林さんには「是非また情報館で開催したいね」と、終わった直後に仰って頂きました。
さらに、その日の夜には昨年開催して大好評だった「古民家”大”料理教室」も行いました。板間の大テーブルを囲んでの”大”、複数家族参加での”大”、大きなお皿に作った料理を盛る”大”。様々な”大”が楽しめるのも情報館の楽しみ。
聞くと普段はあまりお手伝いをしないお子さんでも、馬渕さん(料理教室の先生)の人柄も手伝って、情報館での料理教室では率先してお手伝いをしてくれます。
この日は餃子を中心に作りましたが、作っていくうちに餃子の皮の包み方を変えてみたり、別で盛ったサラダにはマヨネーズで花が描かれていたり。作っても、食べても、片付けても楽しい料理教室。こちらも、これからも定期的に開催していく予定です。