
修理工事が完了した甘露門脇の付属屋、奥に法喜堂が見える
久遠寺甘露門脇の付属棟が倒木により破損、この度復旧工事(基礎工事は別途)が行われました。

付属屋、竣工外観(南西面)

全面的に屋根瓦の葺替えが行われた
古い瓦をできるだけ使用したいと始まった工事ですが、外してみると腐朽が進んでいて屋根下地も全面やり直すことになりました。再使用に不都合な瓦も多く、約25%(平瓦を約200枚、丸瓦を約100枚、それから鬼瓦も1セット)を取り換えることになりました。おさまりの悪かった蓑甲(みのこう)にも改善を加えて大変見ごたえのある屋根が完成しました。

甘露門とシートに覆われた付属屋

最初に倒木で破損した屋根を解体する

瓦の全面葺き替えが決定、大工による下地造りが始まる

倒木で直接破損した部分では大掛かりな木工事が行われた
左官工事では建物内外の壁の随所に剥離等がみられたため、壁全体に下地調整を施し、漆喰(シックイ)を塗りなおしました。またスズメ口(瓦の面戸)を屋根漆喰で埋める作業は大変手間のかかる仕事になりました。

建物内外全体に不朽が進行、下地調整の後シックイ壁塗り

瓦屋根職人の臼井君、瓦の約25%を取替える大工事に挑む
工事の着工は令和7年(2025年)9月、完成は令和8年2月、約6か月の工程でした。