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2016年4月5日

羽村取水所:陣屋門の茅葺き工事完了

右に茅葺棟梁の加々美、左に工事監督の石川 奥は大谷内・新津の若手職人二人

右に茅葺棟梁の加々美、左に工事監督の石川 奥は大谷内・新津の若手職人二人

陣屋門は、羽村取水所陣屋跡(羽村市指定旧跡)に残る唯一の建造物です。江戸幕府は飲料水確保のため、承応二年(1653)羽村から四谷大木戸間に玉川上水を完成させました。この上水道の取締り水門・水路・堰堤の修理・改築など、上水管理に関する仕事を処理するために、ここに役所(陣屋)が置かれました。その入り口として建設されたのが陣屋門です。

堰(せき)のふちを通る旧道に面して陣屋門はある

堰(せき)のふちを通る旧道に面して陣屋門はある

修復工事が完了した陣屋門の正面

修復工事が完了した陣屋門の正面

茅葺きが完了した陣屋門の屋根

茅葺きが完了した陣屋門の屋根

工事着工前の陣屋門

工事着工前の陣屋門

事業主は東京都水道局管理事務所、修保工事の元受は風紀建設株式会社。このうち弊社は茅葺き屋根工事を請け負いました。屋根工事の着工は平成28年2月、完成は平成28年3月、約2か月の工程でした。