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2022年5月5日

標高900mにある隠れ里「赤芝」

明るく爽やかな赤柴集落

『赤芝集落』は山梨市牧丘町の山間地区、標高900mにある約35戸の小さな集落です。周辺には美しい渓流と草原状の農地が広がり、遠くに大菩薩山系を望む空は明るく爽やかです。

空から赤柴集落の家並みを見る

集落には、江戸~明治~大正~昭和初期に至るまでの古民家群が現存しています。特に養蚕が盛んだったころの特徴をもつ様々な形状の民家が混在しており、住民からも保存の要望があることや、学術的にも貴重なため、山梨市が伝統的建造物群保存地区の選定も視野に入れて、工学院大学の富永祥子教授の研究室を中心とした組織に2021年から調査を依頼しています。

研究成果を発表する富永研究室


工学院大学の後藤理事長(右端、山梨県文化財審議委員)も参加。ご挨拶もいただきました

2022年5月3日(火)ゴールデンウィーク中ではありましたが、大勢の住民の皆様の参加をいただいて、富永祥子研究室による中間発表の会が開催されました。

展示された資料に見入る住民の皆様


展示された集落の家並みの模型


展示された民家の断面模型

集落の模型や民家の断面模型などが展示される中、富永研究室の皆さんによるスライドショー形式の発表は、内容もたいへん充実し素晴らしいものでした。また、富永研究室が作成した小冊子「赤芝集落探検マップ」は私どもの予想を大きく上回り、赤芝集落の魅力を余すところなく伝える秀作でありました。

今回作成された「赤芝集落探検マップ」の表紙