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2013年2月4日

茅葺き屋根への放水実験

実験開始。火災現場を想定して放水。

実験開始。火災現場を想定して放水

平成24年12月4日、25年1月22日の2回、茨城県の某研究施設にて「茅葺き屋根への放水実験」が実施されました。茅葺き屋根の材料はススキ等を用いているため、一度火がつくとなかなか消火できないのが現状です。そこで現在は文化財等には放水銃の設置が義務付けられるようになりました。しかし、放水銃の茅葺きに対する浸透率等の性能はまだ報告されていないため、今回は、その性能を分析するための様々な実験を行ないました。

今回の実験から得られたデータは、今後の茅葺き屋根の防火・消火活動に活かされていくことでしょう。

茅葺き屋根の供試体の作成(弊社、藤木作業場)

茅葺き屋根の供試体の作成(弊社、藤木作業場)

放水された茅葺き屋根の供試体。

放水された茅葺き屋根の供試体

実験を見守る工学院大学、後藤治教授(中)とふるさと建築の田場裕子さん(右)

実験を見守る工学院大学、後藤治教授(中)とふるさと建築の田場裕子さん(右)

様々なデータを得るための実験が行われました。

様々なデータを得るための実験が行われた