2010年12月31日
「藤村記念館」明治8年の外観が再現
国の重要文化財「藤村記念館」を武田神社境内からJR甲府駅北口に移築する工事が完成、11月に一般公開されました。この建物は、明治8年(1875年)、現甲斐市睦沢村に学校として建てられました。建設時の県令(知事)、藤村紫朗が奨励した様式であるため「藤村式建築」と呼ばれています。建設当初の大工棟梁は下山大工の松木輝殷(てるしげ)です。
今回の移築保存工事で当社は解体工事から木工事、屋根工事、左官工事などいくつかの工事を担当しました。大工棟梁は有泉和人、平成7年から平成10年の竣工まで足掛け約3年の工程でした。