2021年11月17日
展覧会「宮大工 下山衆のこと」
下山大工ゆかりの品を展示した展覧会「宮大工 下山衆のこと」。道の駅みのぶ(山梨県富士川クラフトパーク内)にて令和3年11月3日から14日まで開催しました。
伝匠舎の祖先である下山大工は、古くは平安時代から記録に残る大工集団です。現在の山梨県南巨摩郡身延町下山を拠点に代々活躍しており、江戸時代の全盛期には下山村だけで300人余の大工職人がいたと言われています。
今回展示したのは、江戸時代に活躍していた石川七郎左衛門が著し、全国の工匠達に読まれていた大工の教本『匠家雛形増補初心傳』6冊や、七郎左衛門の父で甲斐善光寺本堂を建てた棟梁・石川政五郎を描いた肖像の掛け軸など200点余り。
古い大工道具や伝統民謡「下山甚句」に関する資料、伝匠舎がこれまで行ってきた仕事に関するパネルも展示しました。期間中、多くの方々にご来場いただいたことを感謝申し上げます。