2021年7月5日
檜原村 旧高橋家保存改修 見学会
東京都多摩地域の中で唯一の「村」である檜原村。その中の人里地区旧街道沿いに建つ登録有形文化財(建造物)旧高橋家住宅の保存改修工事が行われています。
7月には地域住民の方々に向けた見学会が行われました。
高橋家は享保 13 年(1728)から11代まで続いた家柄で、7 代榮順氏(安政2年〜昭和 11 年)が漢方医を生業としていたことから「医者殿(いしゃど)」と呼ばれ、人里地区の中心となっていました。江戸時代末に建てられ、養蚕農家から医者の住宅として変遷していく過程を伺い知ることができる貴重な建築遺構です。
平成27年に高橋家から檜原村に寄贈され、文化財的な価値や特徴を後世に伝え、地域の資産として守り、活用していくための住宅活用計画に基づいて工事が進められています。