2007年12月5日
「和みの日々」に胸ときめいて
私はある知人の奥様の葬儀に出向いた際、葬議場に飾られていた一枚のキルトを見て青年のように胸がときめきました。そこに一針一針、丁寧に縫われていたのは、一見して、私が理想とし後世に残さなければならないと考えている、山梨らしい山梨の風景だったからです。
2007年11月29日木曜日、「あかし 証」と題された広瀬初子展の最終日。私はこの日を逃してはという思いで胸をときめかせて、原宿表参道の北川画廊を訪ねました。
「和みの日々」と題されたその作品には、次のような言葉が添えられていました。
『かつての邑、山や川、杜や畑に包まれ、四季の変化がさまざまな彩りを寄せていました。人々の心の表情には、今よりも「和み」があったように思います。こうしたものが希薄な今日、人々の暮らしの中の失ってはいけない大切な「和みの拠り所」を表現してみました。』
「和みの日々」長女の奈津子さんが案内してくれました
作品に見入るギャラリー。
決して広くは無い画廊に、あふれるほど大勢の方がみえていました